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「不動産担保ローンって、借りるまでどのような手続きで進むのか?わからないから不安。」「不動産担保ローンって、どのくらいの金利が適用されるのかわからない。」という相談を受けることは少なくありません。今回は、この課題を解決するべく、実際に筆者が保有している自宅を担保に「AGビジネスサポート不動産担保カードローン」の申込をしてみました。
筆者の自宅(不動産)と今回借りる不動産担保ローンの条件について
不動産担保ローンの借り入れ条件
- 借りる人:筆者
- 職業:会社経営者
- 資金使途:売上増に伴う資金繰りの悪化に対応するため、いつでも借りられる枠が欲しい
- 借り入れ希望額:500万円
担保にする筆者の保有不動産
- 場所:千葉県流山市(最寄り:南柏駅)
- 種類:2階建て戸建て住宅(自宅利用中)
- 間取り:5DK+K
- 延べ床面積:82.8㎡
- 築年数:築28年
- 構造:木造
この戸建て住宅は、競売で購入した競売物件で自宅として利用しているものです。築年数は28年とある程度は経過しているものの、土地もある物件になります。
平成27年に813万円で競売に入札して落札した物件になります。
柏駅まで近く、閑静な住宅街にある物件ですので、物件的には問題ないと思いますが、土地の面積も小さく、築年数が経過している分がどのくらいの評価になるかは不安でした。
今回は、ローンカード型の不動産担保ローン「AGビジネスサポート不動産担保カードローン」を検討しました。
理由は、会社の売上の増加に伴い資金繰りが苦しくなってしまったのが理由です。売上増が要因ですので、通常であれば銀行から引っ張れるのですが、時間がなかったため、ノンバンクの不動産担保ローンを検討しました。
また、今後も、資金繰りが一時的に悪化する可能性もあるので、枠の範囲内で、枠に余裕があれば何度でも借りられるローンカード型の不動産担保ローンを選びました。
AGビジネスサポート不動産担保カードローンへの申込から、融資実行まで
手順その1.AGビジネスサポート不動産担保カードローンのウェブサイトに行く
手順その2.「オンラインで申込」ボタンをクリック
手順その3.「法人・個人事業主様専用AGビジネスサポートのオンラインお申込フォーム」に情報を入力
- ご希望商品【必須】
- 資金使途【必須】
- 事業形態【必須】
- お名前【必須】
- フリガナ【必須】
- 生年月日【必須】
- 性別【必須】
- ご自宅住所【必須】
- 電話番号【必須】
- 自宅電話番号【必須】
- 会社TEL【必須】
- 会社FAX【任意】
- 希望連絡先【必須】
- Eメールアドレス【必須】
- 会社名【必須】
- フリガナ【必須】
- 会社所在地【必須】
- 登記上住所【任意】
- 創業/設立【必須】
- 年商【必須】
- 税込年収【必須】
- 自己(自社)所有不動産【任意】
- アンケート【任意】
入力フォームの項目数は多いのですが、わかりやすいので、とくにストレスなく入力が可能です。
手順その4.AGビジネスサポート不動産担保カードローンへ仮申込受付のメール
2018/10/24 (水) 13:59
【ご確認ください】お申込を受け付けました【AGビジネスサポート株式会社】
==================================この度は弊社にお申込をいただき誠にありがとうございます。
弊社にて所定の手続きを済ませた後にメールまたはお電話にてご連絡を差し上げます。
今しばらくお待ちください。■ お急ぎの場合には優先的に対応しますので、下記までご連絡を下さいますよう
お願いいたします。0120-579-024(平日受付9:30~18:00) ※土日祝日を除きます。
——————————
AGビジネスサポート株式会社
——————————
※個人情報保護の関係上、お客様のお名前等の明記は控えさせていただいております。
※本メールアドレスは送信専用目的で設置されているため返信されても閲覧されません。
※本メールに心当たりのない場合は、お手数ですが削除をお願いいたします。==================================
手順その5.AGビジネスサポート担当者から電話連絡が来る
2018/10/24 (水) 14:25
担当者から、電話に連絡が来ます。仮審査をしてから約30分後ぐらいに電話がかかってきました。
担当者:「この度は、お申込みありがとうございました。AGビジネスサポート株式会社の○○と申します。今後のやり取りに関してですが、お電話でのやり取りで進めても構いませんでしょうか?」
筆者:「通常は、電話のみで申込・融資までいくのでしょうか?」
担当者:「はい。弊社の場合は、全国対応している関係で、お電話、メール、FAXでのやり取りが多く、来店なしで審査をさせていただくことが多くなっています。ご契約時には来店または訪問させていただく形になります。いかがいたしましょうか?」
筆者:「今回は、面談という形で融資条件や進め方などをおうかがいしてもよろしいでしょうか?」
※今回は、体験談という形式で記事を作成することを想定していたため、「面談での対応」を希望しました。
担当者:「では、面談の日程を決めさせていただきたいのですが、いつがご都合よろしいでしょうか?」
筆者:「明日14時でお願いします。」
担当者:「かしこまりました。」
筆者:「当日、お持ちしなければならない書類などありますでしょうか?」
担当者:「メールアドレスを頂いていますので、そちらにまとめてお送りしておきます。では、明日14時よろしくお願いいたします。」
手順その6.AGビジネスサポート担当者から面談で必要な必要書類の連絡が来る
面談の際の必要書類について
==================================○○様
いつもお世話になります。
弊社で「流山物件」を取組する際の必要書類を下記の通り
ご案内申し上げます。①決算書2期分
②代表者運転免許証・保険証
③固定資産評価証明書
④固定資産税納税証明書平成30・29年
⑤法人都民税・事業税納税証明書平成30・29年
⑥法人税・消費税未納ない証明
⑦県税(千葉)未納ない証明参考までにご確認ください。
==================================
手順その7.AGビジネスサポートの「面談(本申込)」に行く
2018/10/25 (木) 14:00
AGビジネスサポートは、三田にあるビルに本社があります。
ご担当者の方は写真撮影を了承してくれたので、写真を撮りました。サイトに掲載する旨も伝えています。
担当者:「よろしくお願いいたします。」
必要書類の確認
担当者:「それでは、メールでご案内させていただきまいた必要書類をご提示いただけますでしょうか?」
筆者:「はい。こちらになります。」
担当者:「こちらコピーを取らせていただいても構いませんでしょうか?」
筆者:「はい。大丈夫です。」
1分~2分離席されます。
ヒアリング
担当者:「いくつかご質問させていただきます。」
担当者:「創業は、2013年10月ということでよろしいでしょうか?」
筆者:「はい。」
担当者:「○○様が創業者様ということでよろしいでしょうか?」
筆者:「はい。」
担当者:「創業以前は何をされていましたか?」
筆者:「同業他社で会社員をして働いていました。」
担当者:「決算月は9月ということでお間違えありませんでしょうか?」
筆者:「はい。」
担当者:「正社員の雇用はありますか?」
筆者:「ありません。」
担当者:「パートの雇用はありますか?」
筆者:「はい。2名雇用しています。」
担当者:「会社のご住所ですが、賃貸で借りているという形でお間違えありませんでしょうか?」
筆者:「はい。」
担当者:「ご自宅の住所は、持ち家でしょうか?賃貸でしょうか?」
筆者:「自己所有物件です。競売で取得しました。」
担当者:「いつからお住まいでしょうか?」
筆者:「2013年1月からです。」
担当者:「ご結婚はされていますか?」
筆者:「していません」
担当者:「過去の結婚歴もありませんでしょうか?」
筆者:「ありません。」
担当者:「2期分の決算書を拝見させていただきましたが、今期の決算はどのくらいになりそうですか?」
筆者:「前期と同じ売上、営業利益に落ち着きそうです。」
担当者:「主要取引先の○○社は、どのような会社ですか?」
筆者:「広告代理店です。」
担当者:「株式の売却損がありますが、この理由を教えてください。」
筆者:「会社が保有する別会社の株式を私個人に売却しています。」
担当者:「かしこまりました。ヒアリングは以上になります。」
融資条件の提示
担当者:「今回の物件ですが、すでに概算での査定が完了しておりまして、500万円前後のご融資が検討可能です。いかがいたしましょうか?」
筆者:「金利はどのくらいになりそうですか?」
担当者:「金利は、5.0%~14.8%内でお客様の決算内容や信用情報など総合判断のうえ、決定させていただきます。」
筆者:「金利はみなさんこのぐらいで借りられているのでしょうか?」
担当者:「融資額や担保物件等によって金利は大きく変わってきます。1億円の融資額ですと、だいたい年率5.0%、5,000万円の融資額ですと、だいたい年率8.0%ぐらいが目安になります。ただし、事務手数料・調査料は一切ございません。」
筆者:「証書貸付タイプではなく、カードローンタイプの借入を希望しているのですが、融資条件などは変わりますか?」
担当者:「変わりません。カードローンタイプでも、同じ条件で融資可能です。」
筆者:「わかりました。ご依頼したいのですが、今後の手続きはどうなりますでしょうか?」
今後の手続きの説明
担当者:「取り組みを進めていく場合は、明日(10月26日)に現地調査に行かせていただきます。10月29日で審査をするので、10月31日10時にもう一度、来社していただいてご契約、その場で司法書士に書類を渡して、抵当権設定をするので、その日のうちに入金可能です。」
筆者:「もう少し早くなりますでしょうか?」
担当者:「あと、1日詰められるかどうかですね。30日がギリギリになります。」
筆者:「現地調査って何をする形でしょうか?」
担当者:「基本的には、境界線の確認と写真撮影ぐらいです。今回のケースでは該当しませんが、地方では境界線がはっきりしないケースもあるので、現地で確認させていただきます。」
筆者:「契約をしてから、どのくらいで入金できますでしょうか?」
担当者:「10時の面談であれば、12時までにはご入金できるかと思います。」
筆者:「了解しました。」
筆者:「ローンカードは、いつ渡される形ですか?」
担当者:「契約の場でお渡しさせていただきます。カードローンをご希望ですが、初期に500万円の資金調達をご希望ということですので、500万円はご指定口座に振込で入金させていただきます。カードの枠は500万円ですので、返済後の空き枠は、ローンカードを使って、追加で借り入れをすることができます。」
筆者:「手数料などは、何が必要になりますか?」
担当者:「弊社の不動産担保ローンは、事務手数料が無料ですので、契約書に貼る印紙代と、抵当権を設定する司法書士報酬、登録免許税のみになります。カード利用の際、ATM手数料が別途発生いたします。」
AGビジネスサポート不動産担保カードローンを実際に申し込んでみたレビュー
今回は、条件提示までで実際の融資までは行いませんでした。理由は、資金繰りの目途が立ったためです。そのため、条件提示までのレビューを記載します。
担当者の対応
わかりやすい信頼できる雰囲気の担当者でした。不明点はわかりやすく説明してもらえました。連絡や問い合わせに対する回答スピードも早く、ストレスを感じずに申込できます。
融資実行までの目途
- 申込:2018/10/24 (水) 13:59
- 担当者からの連絡:2018/10/24 (水) 14:25
- 面談:2018/10/25 (木) 14:00
- 現地調査:2018/10/26 (金) 11:10
- 契約:2018/10/30 (火) 10:00
融資実行までの目途:5営業日
今回の申込で、実際に借りるとしたら5営業日での借り入れということになります。
不動産担保ローンの中でも、十分に早い対応スピードと言えます。
今回は、申込時点で「面談」を選択しましたが、実際には「面談」をせずに「郵送・メール・FAX」などの遠隔で審査までは対応できるとのことでした。申し込んだ方の9割は「郵送・メール・FAX」での対応とのことです。また、契約も、郵送でのやり取りで対応できるそうです。ただし、郵送の時間がかかってしまうので、スピードを重視するのであれば契約は面談で行った方が良さそうです。
融資可能額と掛け目
今回担保にする自宅の評価額は
路線価:105,000円
土地面積:60.00㎡
- 土地の評価額(路線価評価) = 60.0㎡ × 105,000円 = 630万円
- 建物評価額 = 0円(耐用年数を超えているため)
となるため、
融資可能額:500万円 = 不動産評価額:630万円 × 掛目:約80%
ですので、掛け目80%という高い掛目で借りることができる形になります。
一般的な不動産担保ローンの場合は、掛け目70%が相場ですので、相場よりも高額な借り入れができる可能性が高いということです。
AGビジネスサポート不動産担保カードローンの強み
実際にAGビジネスサポート不動産担保カードローンに申し込んでみて感じた強み・メリットは
- 大手グループのノンバンクですので、信頼性が高く、担当者の対応も誠実なため、不信感を全く抱かなかったこと
- 掛目が約80%と、物件の評価額に近い融資可能額を提示してくれたこと
- 事務手数料が無料であること
- ローンカード型ですので枠の範囲内で何度でも、365日、セブン銀行ATMで借入ができること
- 全国対応で「郵送・メール・FAX」で申込、審査、契約までできること
です。
「資金繰りのいざという時の借入枠を持っておく」という意味で、活躍する不動産担保ローンだと言えるでしょう。
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