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不動産担保ローンにはどのような種類のものがあるのでしょうか?ここでは不動産担保ローンの種類に解説します。
不動産担保ローンの種類
住宅ローン
不動産担保ローンの中で一番融資額が大きく、多くの人が利用する不動産担保ローンが「住宅ローン」です。住宅ローンは自宅を担保にすることで低金利でローンが組める不動産担保ローンということになります。
住宅ローンは自分が居住する住宅の購入費用としてしか利用することができません。自宅用の不動産担保ローンなのです。
不動産担保ローン/個人向け
個人向けの不動産担保ローンは不動産を担保にして借り入れが可能な不動産担保ローンで、借り入れたお金は事業性資金以外であれば何に利用しても構いません。
生活費に充てても、他のローンの返済に回しても、娯楽費で海外旅行に行っても構わないのです。プライベート資金であれば使途自由の不動産担保ローンです。
不動産担保ローン/事業者向け
事業者向けの不動産担保ローンは不動産を担保にして借り入れが可能な不動産担保ローンで、借り入れたお金は事業性資金に利用することができます。法人経営者や個人事業主を対象にしています。
従業員の給与支払い、事務所の家賃支払い、商品の仕入れ、借入先への返済、新規事業への投資など何に利用しても構いません。事業性資金であれば使途自由の不動産担保ローンです。
不動産競売ローン
競売物件の落札に対応できる不動産担保ローンです。競売物件は売却許可が確定した日から1ヶ月以内の納付期限にお金を振り込まなければなりません。その資金を捻出するためのローンです。担保は競売物件ということになります。
不動産投資ローン
不動産投資で物件購入の費用に利用できるローンのことです。担保は購入する不動産物件ということになります。ローン返済は投資物件の収益から捻出することになり、不動産投資を行う方に必要不可欠な不動産担保ローンと言えます。
不動産業者向けの不動産担保ローン
不動産業者は、不動産を安く購入して高く売却して利益を出す形の不動産業者も多くあります。このときの仕入れ資金のための不動産担保ローンのことを言います。不動産の担保は仕入れる不動産物件ということになりますが、目的が限定されていてリスクが低い為、審査に通りやすい不動産担保ローンと言えます。
無登記ローン
無登記ローンとは不動産担保ローンの一つで、登記手続きをしない不動産担保ローンのことを言います。「家族に内密にしたい」場合などに利用され、初期費用を抑えることもできる不動産担保ローンですが、その分金利は高く設定されます。また、支払いに問題が生じた際には敏速に登記手続きができるように、予め登記の必要書類を作成してローン会社に預けることが条件になります。
つなぎ融資・不動産つなぎローン
つなぎ融資とは、一時的に借入をする短期の融資のことを言います。購入する予定の不動産を担保に銀行からの融資が決まっているが、それよりも前に購入額の支払いをしなければならない時などに一時的に融資を受けるのがつなぎ融資です。不動産を担保にしたつなぎ融資のことを不動産つなぎローンと言います。
まとめ
不動産担保ローンというのは、不動産を担保にするローンなので、かなり広い範囲のローンを意味するのです。
個人が利用する住宅ローンから、不動産業者だけが利用する不動産担保ローンまで様々なものがありますが、相対的に見ると「資金の使途が限定されるもの」「貸し倒れリスクが低いもの」ほど低金利で利用できるようになっています。