目次
不動産担保ローンの申込みから審査、融資実行(借入)までの流れを解説します。
1.申込み不動産担保ローンを決める
不動産担保ローンの申込み条件や金利、限度額などを比較し、自分の希望に合った不動産担保ローンを見つけます。
2.仮申込み
ウェブサイトから仮申込みを行います。(仮申込がなく、いきなり本申込みの不動産担保ローンもあります。)
仮申込みでは、条件面で不動産担保ローンへのお申し込みが可能かどうかを判断したいときに利用するものです。ここで実際に不動産担保ローンの審査可否が決定されるものではありません。回答によっては審査の確度(審査に通りそうかどうか?)ぐらいは把握することができます。
仮申込みはあくまでもウェブ上の申込みフォームに入力した情報だけで、簡易的に審査を行うものなのです。
東京スター銀行不動産担保ローンの場合の仮審査の申込みフォーム
- お名前
- 電話番号(連絡先:希望時間)
- 年齢
- 性別
- 自宅の住所
- 担保物件の住所
- 担保物件情報(土地面積・物件種類・本物件担保の他社借り入れ)
- 借入目的
- 借入希望額
仮申込みは複数申込んでも構わない
仮申込みは「審査通過の感触を得るもの」なので、複数の不動産担保ローンに申込みをしても構いません。その上で回答結果を比較し、一つに絞り込むという方法も賢い不動産担保ローン選びの方法です。
3.仮申込みの審査結果回答 → 本申込み
仮申込の審査結果を回答してくれます。ここで担保や融資条件に全然合わないようであれば、「難しいです。」と回答してもらえます。
問題ないようでしたら、本申込みに必要な書類を請求します。(店舗で申込みケースもあるので、その場合は店舗に必要書類を持参し、その場で記入する形を取ります。)
このときに希望の融資時期、タイムリミットがある場合は正直に伝えておきましょう。審査には2~5営業日ほど時間がかかるものですが、希望を伝えておくと優先的に審査をしてくれる可能性があります。
4.本申込みの審査
必要書類を用意したうえで、本申込みを済ませると、正式な審査に移ります。
登記簿謄本の確認、実際の物件の資産価値の鑑定、個人信用情報の照会など様々な審査が行われます。
5.本申込みの審査結果回答 → 契約
審査結果が回答されます。
6.契約
金銭消費貸借契約書を交わすことになります。契約書には不動産担保ローンの契約のことがすべて記載されているため、面倒くさがらずにすべて目を通して、不明点があれば担当者に質問したうえで、契約内容を理解したうえで、契約を完了しましょう。
契約をしてしまってから「こんなこと聞いていない」と言っても、通用しないのです。
7.抵当権の設定
不動産担保ローンの金融機関側で用意した司法書士が抵当権の設定登記の手続きを行います。抵当権、根抵当権の設定が完了したら、融資が実行されるのです。
8.融資実行(借入)
まとめ
不動産担保ローン申込みから借入までの流れは、カードローンやビジネスローンなどの無担保ローンとは違って「不動産を担保にする」という部分で、担保物件の価値評価、担保物件の抵当権の設定などの手順が入ってしまいます。
スムーズに借り入れをするためには、事前に担当者に準備するものや不明点を確認し、不動産担保ローンに関する疑問点をクリアにしておくことが重要です。