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不動産担保ローンには、担保が必要ない無担保ローン(カードローン・ビジネスローン・フリーローン・おまとめローン・クレジットカードのキャッシング)と比較して多くのデメリットがあります。ここでは、不動産担保ローンのデメリットについて解説します。
1.諸費用が発生する
無担保ローン(カードローン・ビジネスローン・フリーローン・おまとめローン・クレジットカードのキャッシング)は、ほとんどの場合が手数料などの諸費用が0円で利用することができます。その分金利が高いというデメリットはあるものの、初期費用などは不要なのです。
しかし、不動産担保ローンの場合は、初期費用(諸費用)が必要になります。
というのも、不動産を担保にする場合には抵当権の設定、登記という
手順が必要になるからです。
- 事務手数料
- 不動産鑑定費用
- 印紙代
- 抵当権(根抵当権)の登記費用
などの初期費用(諸費用)が発生するのです。
これはデメリットであるのは間違えありませんが、不動産を担保にするためには必要な経費であり、その分金利が低く高額な借り入れができるのが不動産担保ローンなのです。
2.審査・融資に時間がかかる
無担保ローン(カードローン・ビジネスローン・フリーローン・おまとめローン・クレジットカードのキャッシング)は、ほとんどの場合で最短30分審査、最短即日融資という融資スピードが一般的になっています。
無担保ローンにはその日のうちに借りられるスピードがあるのです。
しかし、不動産担保ローンの場合には、「その不動産の担保評価額がいくらなのか?」不動産の価値を鑑定しなければ融資額を決定することができません。
そのため、早くても融資までに数日という手順が必要で、5営業日ほどの時間がかかるのが一般的なのです。
これも不動産担保ローンのデメリットと言えます。
3.返済できない場合は不動産を失ってしまう
当然のことなのですが、不動産を担保にするということは返済ができない場合には、金融機関はその不動産を売却して返済に充てることになります。
これが「担保にする」ということなのですが、返済ができなければ不動産を売却されて返済に充てられてしまっても、文句は言えないのです。
これは大きなデメリットのように感じてしまいますが、不動産という担保があるからこそ金融機関は貸し倒れリスクをそれほど気にする必要はなく、無担保ローンよりも低金利で高額の融資ができるようになるのです。
まとめ
不動産担保ローンは無担保ローンと比較してデメリットも大きいのですが、デメリットはメリットと共存する関係にあるため、デメリットがあるからこそ低金利、高額融資、審査が通りやすいなどのメリットがあることを忘れてはいけません。
前述したデメリットが許容できない場合には、メリットもあきらめて無担保ローンを検討するべきなのです。