attention128_128不動産担保ローン審査で重要視される審査基準に「他社借入・返済状況」というものがあります。ここでは不動産担保ローンの審査基準「他社借入・返済状況」について解説します。

「他社借入・返済状況」とは

不動産担保ローンに限らず、カードローン、おまとめローン、住宅ローンなど、どんなローンでも審査されるポイントが「他社借入・返済状況」です。

「他社借入・返済状況」とは、文字通り他の会社で借りているローンやクレジットカードのキャッシングなどの

  • 借入件数
  • 借入金額
  • 毎月の返済金額
  • 直近24カ月の返済状況(きちんと返済しているか?返済遅延はないか?)
  • 保証会社の代位弁済の実行
  • 債務整理や自己破産などの返済事故
    ・・・

のことを指します。

不動産担保ローンの審査でも当然この「他社借入・返済状況」が審査されるのです。

なぜ「他社借入・返済状況」がわかるのか?

金融サービスを提供している会社、銀行、消費者金融、信販会社(クレジットカード会社)・・・は、お互いにサービス利用者の情報を共有しているのです。

これを個人信用情報と言います。

個人信用情報は、金融機関が共同で設立した信用情報機関が収集し、加盟している金融機関であれば、個人名や住所などで金融サービスの利用状況(「他社借入・返済状況」を含む)をいつでも照会して調べることができるのです。

不動産担保ローンの審査でも、審査担当者は申込があればすぐにこの個人信用情報を照会して、「他社借入・返済状況」を調べるのです。

「他社借入・返済状況」でチェックされるポイントとは?

他社借入件数が多いか?どうか?

他社借入の金額ではなく、借入件数が多すぎることを金融機関は嫌います。

借入件数が4件を超えるとグレーゾーンに近づいていると言えるでしょう。1社がから高額な借り入れがあるのはあまり問題視されません。それはそれだけ借りられる信用があるということを意味するからです。

しかし、たとえ10万円で5社からの借入という方でも、1社10万円分の信用しかなく、さらに5社も借りているということは返済が滞る可能性が高いと判断されてしまうのです。

直近24カ月での返済遅延の回数

返済遅延を繰り返している方は、同じように返済が滞る可能性が高い

と判断されてしまいます。銀行口座へ引き落とし忘れ等もあるため、年1回ぐらいであれば多めに見てもらえますが、年2回以上の返済遅延があると審査の評価は低くなります。

返済事故の有無

返済事故というのは

  • 61日以上の返済遅延
  • 保証会社の代位弁済の実行
  • 債務整理
  • 自己破産

などを意味します。返済事故がある方はほとんどのケースで不動産担保ローンの審査には通りません。ただし、返済事故の情報は5年~10年で個人信用情報から抹消されます。

不動産担保ローンは無担保ローンよりは「他社借入・返済状況」の審査が寛容

前述した「他社借入・返済状況」のチェックポイントでも

不動産担保ローンは万が一返済が滞っても、担保を売ってしまえば融資したお金は回収できる

ものです。そのため、無担保ローンであるカードローンやビジネスローン、クレジットカードのキャッシングと比較すると、「他社借入・返済状況」の審査は比較的甘い設定になっています。

返済遅延を繰り返してカードローン審査にまったく通らないという方でも、不動産担保ローン審査には通る可能性があるのです。これは担保があるからにほかなりません。不動産担保ローンの場合は、カードローンやビジネスローン審査で落ちた方でも通る可能性があるため、あきらめずに申し込みをしてみることが重要です。

まとめ

不動産担保ローン審査では「他社借入・返済状況」も審査されます。

ただし、不動産担保ローンには担保があるため、貸し倒れリスクが低く、無担保ローンであるカードローンやビジネスローンと比較すると「他社借入・返済状況」の審査は比較的甘くなっています。