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不動産担保ローンには、担保が必要ない無担保ローン(カードローン・ビジネスローン・フリーローン・おまとめローン・クレジットカードのキャッシング)と比較して多くのメリットがあります。ここでは、不動産担保ローンのメリットについて解説します。
1.金利が低金利
無担保ローン(カードローン・ビジネスローン・フリーローン・おまとめローン・クレジットカードのキャッシング)の場合は、金利は15%~18%に設定されていることが多いようです。これは金商法に定められた利息制限のギリギリのラインになっています。
しかし、不動産担保ローンは3%~8%前後の金利に納まっているケースが多く、不動産という担保があるからこそ、低金利での借り入れが可能になっています。
2.審査が通りやすい
担保がない無担保ローンと比較すると、担保がある不動産担保ローンは、それだけ金融機関の貸し倒れリスクが少なくなります。万が一、返済が滞ってしまった場合も、担保を売却してその売却額を返済に充当することができるからです。
ローン審査の通りやすさは、貸し倒れリスクの大きさと反比例するので貸し倒れリスクが小さい不動産担保ローンは審査も通りやすいということになるのです。
3.借り入れ可能な限度額が大きい
不動産の担保価値によりますが、無担保ローン(カードローン・ビジネスローン・フリーローン・おまとめローン・クレジットカードのキャッシング)の場合は、限度額というのは多くても、最高1000万円となっています。しかも、年収の3分の1までの借入しかできない総量規制も適用されるケースがあるので、実際には100万円の限度額をもらえれば、かなり良い方というのが実情でしょう。
不動産担保ローンの場合は、不動産の担保価値に大きく依存してしまいますが、不動産を売却したときの予想額の8割程度までは限度額の設定が可能なのです。1000万円で売却できる不動産を担保にする場合、800万円ということになります。上限でいえば、最高5億というのも珍しくないため、担保の不動産価値次第では数億円単位の借入も可能になります。
4.借入期間を長期に設定できる
これも不動産担保ローンが無担保ローンと比較して貸し倒れリスクが低いことが要因になっているのですが、無担保ローンの場合、長くても10年までの返済期間の設定になります。しかし、不動産担保ローンの場合は、最長で25年、30年といった長期の返済で借り入れが可能になります。返済期間を長期に設定で切れば当然、毎月の返済額も減らせるのです。
5.借り換えやおまとめ目的でも活用可能
前述鵜した通りで、無担保ローン(カードローン・ビジネスローン・フリーローン・おまとめローン・クレジットカードのキャッシング)と比較して不動産担保ローンは低金利という特徴があります。つまり、無担保ローンから借り換えを行えば、金利が半分程度に下がるため、毎月の返済額も、利息も、完済までにかかる期間も抑えることができるのです。
また、限度額も大きいので、複数の借入をおまとめすることも簡単にできます。担保があるからこそ、無担保ローンよりも審査も通りやすいので、借り換えやおまとめ利用にぴったりのローンなのです。
6.家族の所有する不動産も担保設定が可能
不動産担保ローンによっては、家族所有の不動産も、家族を連帯保証人にすることで担保設定が可能になります。自分でなく、親が不動産を持っているというケースであっても、不動産担保ローンを利用した借入が可能になるのです。
家族の範囲は、三親等以内の親族というのが一般的ですが、借入の可能性が広がるのです。
7.保証人が不要
無担保ローンと同じように保証人は不要になっています。ただし、他の方との共有資産として物件を設定する場合、家族所有の物件を担保とする場合は、物件所有者の連帯保証が必要になります。
8.資金使途が自由
基本的に資金使途は自由です。何に使っても良いということです。ただし、事業性資金への利用がOKかどうかは不動産担保ローンによって異なります。
まとめ
不動産担保ローンのメリットは様々なものがあります。
担保があるからこそ、できるメリットが多いので、担保が必要ない無担保ローンと比較してどちらが良いのか?比較検討すると良いでしょう。